ジャンルは何で分かれるか
映画や小説のジャンルは主に題材や雰囲気で分かれます。ゲームは少し違います。ファンタジー世界が舞台でも、銃を撃つゲームのこともあれば、村をつくるゲームのこともあります。ゲームのジャンルは、プレイヤーが何をして、何を繰り返し、どう失敗して再挑戦するかで分かれます。だからジャンル名は一種の約束です。名前を見ただけで、操作がどれくらい速いか、一回のプレイがどのくらい長いか、失敗すると何を失うかがおおよそわかります。
ジャンル名には操作、進め方、失敗のしかたについての約束が込められています。主なジャンルのお約束と、最初の一本を選ぶときの目安をまとめました。
映画や小説のジャンルは主に題材や雰囲気で分かれます。ゲームは少し違います。ファンタジー世界が舞台でも、銃を撃つゲームのこともあれば、村をつくるゲームのこともあります。ゲームのジャンルは、プレイヤーが何をして、何を繰り返し、どう失敗して再挑戦するかで分かれます。だからジャンル名は一種の約束です。名前を見ただけで、操作がどれくらい速いか、一回のプレイがどのくらい長いか、失敗すると何を失うかがおおよそわかります。
アクションゲームは素早い判断と手さばきが中心です。敵の動きを見てかわしたり防いだりし、すきが見えたら攻撃するという流れを繰り返します。シューティングは狙いを定めて撃つことが核で、キャラクターの目線で見る一人称と、背中越しに見る三人称に分かれます。このジャンルでよく見かけるお約束は次のとおりです。
ロールプレイングゲームは、キャラクターが育っていく過程そのものが楽しさの中心です。敵を倒したり依頼をこなしたりすると経験値が入ってレベルが上がり、能力や技が増えていきます。装備を選び技を割り振ることで、同じゲームでも人によって違うキャラクターができあがります。物語の比重が大きい作品が多く、会話や選択肢が大切で、選び方によって展開が変わることもあります。詰まったら別の場所で少し育ててから戻るのが基本の解決法、というのもこのジャンルのお約束です。
戦略ゲームは手より頭を使います。資源を集め、何を先につくるかを決め、相手の手を読まなければなりません。全員が同時に動くリアルタイム型と、順番に手番を回すターン制に分かれ、ターン制はじっくり考える時間があるので初心者にも負担が少なめです。シミュレーションは、街づくり、農場経営、乗り物の操縦のように、ある仕組みをまねて運営していくジャンルです。決まった終わりがないことが多く、自分で目標を立てて楽しむ遊び方が向いています。
パズルゲームは、ルールを理解して答えを見つける過程が楽しさです。手が遅くても問題なく、詰まったら少し休んでから見直すと解けることがよくあります。足場を跳び移って進むアクション、いわゆるプラットフォーマーは、キャラクターをジャンプさせて足場や罠を越えていくジャンルで、ジャンプの高さと距離を手で覚えることがほぼすべてと言っても言いすぎではありません。どちらも新しい要素を一つずつ教え、少しずつ組み合わせて難しくしていく作りが多いので、前の段階で覚えたことを後で応用すると覚えておくと、詰まったときの手がかりになります。
名前はなじみがなくても、最近よく見かけるジャンルが二つあります。ローグライク系は倒れると最初からやり直しで、地図やアイテムが毎回ランダムに変わります。一回のプレイが短く、失敗を繰り返しながら知識と腕を積み上げるのが基本の流れです。一部の作品は、プレイが終わっても残る成長要素を用意して少しずつ楽になるようにしています。メトロイドヴァニア系は、一つにつながった広い地図を探索し、新しい能力を手に入れるたびに以前は行けなかった道が開ける作りです。道がふさがっているなら、腕前の問題ではなく、必要な能力をまだ手に入れていないだけかもしれません。
どのジャンルが合うかわからないときは、自分が何をしているときに楽しいかを思い浮かべてみてください。ジャンル名よりそのジャンルが与えてくれる体験で選ぶと、外れが少なくなります。
初めてのジャンルは誰にとっても難しいものです。そのジャンルのお約束をまだ知らないからです。最初の一本は、入門向けとしてよく勧められる作品や、難易度を選べる作品を選ぶとよいでしょう。チュートリアルは飛ばさず、設定画面にある難易度、字幕の大きさ、操作の割り当て変更といった便利な機能も確かめてみてください。やさしい難易度で遊ぶのは恥ずかしいことではなく、そのジャンルの文法を学ぶ効率的な方法です。一本を最後まで遊ぶと、同じジャンルの次の作品はずっと楽に感じられます。
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